こんにちは、Lindor(リンドール)です。
BA時代にお客様のお話を聞いたり、デパコスのマーケティング調査で一般女性の肌悩みについてインタビューをすると、肌の乾燥とくすみでお悩みの方って本当に多いんです。
お悩みの方々に対策を聞くと、乾燥にはほとんどが保湿アイテムをプラス、くすみには拭き取り化粧水や美白美容液をプラスされていました。
効果があるかお聞きすると、「あまり効果は実感していないけど、やらないともっと悪化しそうだから続けている」という方がほとんどでした。
この記事では、乾燥・くすみに効果的な方法をお伝えします。
メイクを落としきれないことで肌に何が起こるか
今使っているクレンジングが本当にあなたのメイクを落とすことができているのかテストする方法
この記事をお読みいただくと、この2点がわかります。
もししっかり落とせていないことがわかった場合、どんなタイプのクレンジングに変えればよいかは別の記事でご紹介していますのでご参照ください。
【失敗しないコスメ選び】クレンジングの種類と特徴|タイプ別おすすめ6選
乾燥・くすみには洗うスキンケアが最重要です
近年クレンジング・洗顔は肌の潤いを奪う、肌に良くないもの・・・そんなイメージが浸透しています。
その影響もあって、最近は「石鹸落ち」を売りにしたベースメイクもたくさん発売されていて、人気がありますよね。
でも、女性の肌悩みカウンセリング経験と自分自身の実感から、私は洗うスキンケアは非常に重要だと考えます。
肌への優しさにこだわるあまりメイクが落とせていなければ、乾燥を悪化させたり、肌のくすみをひきおこしてしまうからです。
そもそも、すべてのクレンジング=あなたのメイクを完璧に落とせる、というわけはないので、注意が必要なんです。
乾燥・くすみとクレンジングの関係
クレンジングの肌への役割
クレンジングの最も重要な役割はメイクを落とすことです。
それに加え、垢と言われる古くなった余分な角質も落とすことができ、肌のターンオーバーが整います。
クレンジングで角質が剥がれすぎるなんてことはありませんのでご安心を。
クレンジング不足だと肌はどうなる?
クレンジング不足の肌がどうなるか説明します。
肌の上に余計なものが乗ったまま
(本来垢として剥がれ落ちるべき余分な角質も残ったまま)
肌の代謝(ターンオーバー)が乱れる
肌表面が固くなる(角質肥厚)
乾燥、くすみ、毛穴づまり、大人ニキビの原因になる
まさに百害あって一利無しですね。
たとえクレンジング後肌が多少つっぱったとしても、たっぷり保湿すればおさまります。
そして、メイクと余分な角質がきちんと落ちると、化粧水の浸透が格段に上がります。
拭き取り化粧水やピーリング美容液などアイテムを増やすより、洗うスキンケア、特にクレンジングをきちんと行うことで、様々な肌トラブルを回避できますよ。
クレンジングの正しいやり方
- とにかくたっぷり使う
- 乾いた手と顔で
- 力は入れずに優しくなでる
- Tゾーンなど、毛穴の多いところを念入りに
- 乾燥しやすい場所は最後に
- すすぎは冷たすぎない水で
とにかくたっぷり使う
使用量が少ないとどんなに洗浄力がたかいクレンジングでもメイクは落とせません。
また摩擦の原因になるので、メーカー各社の指示通りの量を使うようにしましょう。
しっかりメイクの方や、極度の乾燥肌の人はさらに多めに使うことをおすすめします。
乾いた手と顔で
濡れた手や顔で使えるというもの多いですが、クレンジングのパフォーマンスを最大化するには、手も顔も乾いていたほうが良いです。
力は入れずに優しくなでる
肌を摩擦すると炎症し、色素沈着(シミ)になったり、角質肥厚(くすみ)の原因になります。
赤ちゃんの肌をなでるように、やさしく指を滑らせてメイクになじませていきましょう。
Tゾーンなど、毛穴の大きなところは念入りに
毛穴が大きく目立つところはベースメイクを埋め込みがちです。
また眉も毛穴詰まりを起こしやすいので念入りにくるくるなじませてください。
乾燥しやすい場所は最後に
「クレンジング・洗顔=乾燥する」と感じる方は特に気を付けてほしいのがこれ。
まずはTゾーンと眉を念入りに。
その他の部分は素早くなじませてすすぎましょう。
すすぎは冷たすぎない水で
「クレンジング・洗顔=乾燥する」と感じるポイントとして、すすぎの水温が深く関係します。
今まで色んな方にお話を伺いましたが、ほとんどの方がお風呂のお湯のような温かいお湯(38℃以上)でクレンジング・洗顔をすすいでおられました。
これではクレンジングや洗顔は関係なく、肌が乾燥して当たり前です。
すすぎは冷たすぎない水(30−33℃)で行ってください。
温かい=体温(36℃以上)ですので、目安にしてもっと低い温度ですすいでくださいね。
クレンジングの実力を確認する
自分のメイクを落とせるかCheckしてみてください。
「クレンジングなんだから普通メイクは落ちるでしょ。むしろ落としすぎるのが問題なんじゃ?」と思われるかも知れません。
でも、実はそんなことも無いんです。
クレンジングとベースメイクの関係
同じブランドを使用している場合
もちろん、メーカー各社クレンジングの開発段階でちゃんとメイクが落ちるか確認しています。
そのためクレンジングとベースメイクを同じブランドで揃えている場合は、ほぼ洗浄力についての問題は無いかと思います。
ただときどき高カバーファンデーションや、高SPF値の日焼け止めなどは自社のファンデーションが自社のミルクやクリームなどのクレンジングで落としきれないことがありますが、きちんとしたメーカーならその事実を認識しています。
その場合、デパコスなどの対面販売のお店では、落とせるクレンジング(オイルタイプなど)をBAがさり気なく(?)勧めてくれると思いますので、参考にされると良いかと思います。
違うブランドを使用
ベースメイクと違うブランドのクレンジングを使われている方は要注意です。
というのも、あなたのベースメイクが落ちるかどうか、そのクレンジングを作ったメーカーは確認していないからです。
肌状態との関係
同じリキッドファンデーションでも肌が非常に乾燥している人と、皮脂が多くてファンデーションが崩れやすい人ではメイクの落としやすさが全然ちがいます。
乾燥肌だとファンデーションの水分を肌が吸い込み、かなり肌に密着します。
メイクする時、下地やファンデーションの伸びが悪いな、と感じたらこの現象が起こっている可能性があります。
また、メイク直後は良くても職場がエアコンなどで乾燥している場合、同じようなことがおこりメイクが落としにくくなります。
こういう状況にあると感じた方は、ブランドに関係なく、クレンジングテストを行うことをおすすめします。
石鹸落ちメイク
石鹸落ちメイクも同じで、メーカーがテストで使ったものと同じ石鹸を使わないとそのメイクが落ちるかどうかは不明です。
また、肌の乾燥度合いにも左右されますので、ご自身の洗顔で本当に落ちているか確認することをおすすめします。
クレンジングテストのやり方
テスト手順
- 手の甲に顔と同じようにフルメイクをする
アイメイクも手の甲で再現しておくと、洗浄力が測りやすい - 30分以上おく
メイク直後は落ちやすいので、普段のメイク時間と同じとまではいかなくても、しばらく時間をおいたほうが正確に検証できる - クレンジング
優しく1分ほどなでて、メイクになじませてから水で洗い流す
※石鹸落ちメイクの確認をする場合は、洗顔料をよく泡立てて手の甲を洗ってください。 - 落とせていないところが無いかCheck
メイクをしていた箇所をウエットコットンでふいてコットンが汚れないか確認するとわかりやすい
スキンケア浸透効果の確認

実際にテストをしてみて、いかがでしたか?
「しっかり落ちていなかった」という方もいらっしゃるかと思います。
ぜひ、その状態で化粧水を手の甲になじませてみてください。
浸透しにくい状態を実感いただけるかと思います。
その後、もう一度クレンジングや洗顔(手なのでハンドソープでも可)でしっかりメイクを落とした後に、もう一度化粧水の浸透を試してみてください。
先程と比べるとスッと浸透するのを実感できると思います。
今お使いのクレンジングを使ってから、ずっとこの状態が続いてた・・・と思うと怖いですよね。
まとめ
乾燥・くすみでお悩みの方は拭き取り化粧水や美容液など新しいアイテムを買う前に、まずクレンジングを見直すことをおすすめします。
ずっと安くつきますし、一番リアルに効果実感していただけます。
また、汚れや余分な角質がきれいになることで、今お使いのスキンケアの効果が格段に高まります。
クレンジングはまさに「洗うスキンケア」。
良いことばかりなので、ぜひあなたのメイクや肌質に合った洗浄力のものをお使いください。
もし落ちなかったという方はクレンジングおすすめ記事で紹介しているリストを確認し、今よりもクレンジング力が高いタイプのクレンジングを選ぶようにしてみてください。
この記事を気に入ってくださったらぜひ同じ悩みを持つ方へシェアしていただけると嬉しいです。
一人でも多くの肌弱ママが肌トラブルを気にせず前向きに自身を持って過ごしていただけることを願っています。
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